サイト作成の手引「新しいページを作成する」では、デフォルトで用意されているページ以外に新しくランディングページなどを作成する方法を解説しました。
このページでは、新しく作ったページが検索エンジンに表示される際のディスクリプション(説明文)の編集について解説します。
ディスクリプションとは
検索エンジンで何かを検索すると、検索結果が一覧で表示されます。
そのとき、サイトタイトル、そのサイトへのリンクが表示されるほか、リンク先のページにどんな情報が載っているか概要を表す説明文が表示されます。この説明文がディスクリプションと呼ばれるものです。
皆さんも検索結果の一覧から、サイトに自分の探す情報が載っていそうか、このディスクリプションを参考にすることが多いのではないでしょうか?
サイトを作成する側に立つようになったときは、このディスクリプションに何を書いたらサイトを見てもらえるのかを考える必要があります。限られた文字数(後述)で、ページの内容を端的に表現することが求められます。
とはいえ、最初から完璧な説明ができるものではありません。また、最初に設定したもので固定されるものでもありません。
まずは設定してみて、後から見直し、適宜修正してみましょう。
ディスクリプションは設定必須か?
前段で「まずは設定してみて」と書きましたが、実はすべてのページが設定必須というわけではありません。
1’sMarke では自ら設定しなくても、ページの内容を抜粋して表示するような仕組みになっているからです。
そのため、ページの冒頭で概要がわかるような記載をしていれば、改めて設定しなくてもそれらしいディスクリプションが設定されます。
ただ内容の書き方によっては、文章ではなく表やキャッチコピー、単語の羅列のようなものが先に来て、内容の本筋が掴みづらいことがあります。上記のように抜粋で対応するページ、ディスクリプションを自ら編集するページ…といったように、使い分けられるということを覚えておくと良いでしょう。
新しく作ったページにディスクリプションを設定してみよう
ウェビナーの開催概要ページを作成したと仮定して、ディスクリプションの設定方法を見てみましょう。
① 作成したページの編集画面を開きます。
管理画面左側のメニュー「固定ページ」をクリックして、固定ページの一覧から、今回編集するページのタイトルをクリックします。
② 編集画面が開いたら、画面中央の下部を見てみましょう。
本文よりさらに下に「Yoast SEO」という項目があります。1’sMarke で SEO対策の一部を担う項目です。
「Yoast SEO」という名前だけで、その下に何も表示されていない場合は、設定欄が閉じられている状態です。
名前の右側にある「▼」のアイコンをクリックして、設定欄を開いてみましょう(図5)
③ ディスクリプションは、Yoast SEO 欄の「Google プレビュー」という項目の中の「メタディスクリプション」欄から設定します。
ページの概要を記入してみましょう。
ディスクリプションの長さ(文字数)
Google では、PCで表示する場合は 120文字 程度、スマートフォンでは 50文字程度が目安とされています。
メタディスクリプション欄に入力すると、すぐ下に色のついたバーが出ます(図8)
これは、適切な長さかどうかを判定しており、緑色が適切とされています。
ですが、Yoast SEO は海外で開発されたプラグイン(機能)のため、日本語の適切な文字数をカウントできません(2021/7現在)
Yoast SEO の判断を厳密に守るよりも、ユーザーから見てわかりやすい内容にまとまっているかを考えながら設定しましょう。
④ ディスクリプションが入力できたら、画面右上の「更新」ボタンをクリックします。まだ下書きの場合は「下書きとして保存」をクリックして保存します。
既に公開しているページの場合であっても、変更したディスクリプションは即時に反映されません。Googleなどの検索エンジンが巡回することで初めて反映されます。日を置いて、検索結果を確認してみましょう。
避けたほうがよい記述
例えば Google は、SEO スターターガイド でディスクリプションについて「こういった記述は避けるべき」という項目を公表しています。
・ ページの内容と関連のない description メタタグを記述する。
・「これはウェブページです」や「野球カードについてのページ」のような一般的な説明を使用する。
・ キーワードだけを羅列する。
・ サイトのドキュメントの内容をそのまま description メタタグにコピー&ペーストする。
Google 検索セントラル「SEO スターターガイド」
ディスクリプション自体には、検索順位を上げる効果はありません。
ですがページとまったく関連のない内容を記載したり、単語だけ並べるなど、ユーザーに読んでもらうことを前提としていないような書き方をしていると、Google からのサイトの評価も落ちてしまい、結果的に検索順位が下がったり、ユーザーが遠のくサイトとなってしまいます。
情報を探しているユーザーに向けた内容であることを意識しながら記入してみてください。